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フランス語受験 ③ フランス語受験用参考書・問題集

わたしが早慶と東大受験時に使用していたフランス語受験用参考書について紹介します。

 

◯文法問題対策

基礎文法の本を丸一冊終わらせてからは、こちらで受験のための文法問題に強くなるように何回も解きました。受験のための参考書として、わたしが一番オススメするのはこの本です。慶應法学部・東大の文法問題と似たような問題がたくさん収録されており、すごく便利でした。また、文法事項がとてもわかりやすくまとめられていて、とてもとても使いやすかったです。受験を終えたあとも、復習する際たまに見ることがあるくらいです。

力だめし とあるので、ひたすら問題ばかり載っているのかな?と思っていたのですが、項目別に問題が分かれており、解説が非常にわかりやすいのです。

フランス語文法力だめし

また、フランス語受験特有の文法問題対策にはこちらを使いました。ハンドブックとは言えないくらい分厚い本です。

こちらの本では、フランス語作文に使える構文がたくさん載せられている章があり、ここの部分が受験の文法問題と短文での作文問題にとてもためになったと思います。書き換えの例がたくさん載っており、書き換え系の問題にも役立ちました。受験のためだけならば、ここの項目くらいしか受験に直接役に立つ、いうところがない本ですが、受験関係なしでいうととても読んでいて楽しい本です。

翻訳の際に、直接法で言えばいいものをあえて条件法が使われているときなど、細かなニュアンスにおける言い回しをどう訳すか?などがしっかりとした解説とともに議論されており、読んでいてきりがないし、とてもおもしろいです。条件法・接続法の項目では、文脈ごとに、今回はどの用法で訳すべきか?と言った悩みどころに本当にしっかりとした解説と例文がついています。

わたし自身、翻訳について考え込むのが好きなので、この本の和訳の話がたくさん書かれているところが大好きです。分厚いのも納得です。そして持ち運びに不便です。

 

◯熟語

長文読解・文法・作文問題のために、こちらも重宝してました。

熟語がたくさん載っているフランス語の本ってこれくらいしかない気がします。この本もかなり重点的に取り組んでいました。時間がかかりましたが、ほぼ丸暗記していたかと思います。

この本の最初の方の最頻出単語の熟語・広い語義についてのところがとても役立ちました。

また、わたしがこの本で一番気に入っているのが、前置詞に関するところです。フランス語の前置詞って、英語と上手く置き換えられるわけでもないので、勉強したての頃はこんがらがったりするのですが、繰り返しこの本の前置詞の項目を読み、フランス語の前置詞の感覚を身につけました。この本は前置詞について、たくさんの用法が載っているものの、これはある意味必要最低限であり、だらだら書かれすぎていることもなく、簡潔でとても良いです。

前置詞について深く知りたいとき・考え込みたいときはハンドブックの方を参照していました。ハンドブックの方は解説が長々しいので、勉強したての頃は絶対こちらの簡潔な説明で前置詞感覚をつけた方が良いです。

 

◯文法見直し・文法整理

長文を読んでいる時など、文法を見直したい・ざっと頭の中で整理したい!と思った時はこちらを使っていました。

こちらの文法書は、文法項目が表にまとめられています。また、文字も小さく簡潔にまとめられているため、頭の中で整理したい!というときに役立ちました。頭の中でぐちゃぐちゃになってしまっていたところが、すっと解けます。

受験後も一番使っている文法書です。

予備校の先生・フランス語塾の先生もこちらを使用していました。

文字のフォントが古めかしいところだけがちょっととっつき辛いところかもしれません。そういうの、逆に燃える!!!ってタイプの人にはうってつけだと思います。