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フランス語受験④ フランス語受験の難易度・過去問について

受験フランス語の難易度についてですが、私の実感だと

東大→長文の難易度はだいたい仏検二級くらい。論説文みたいなかための文書から日記のような柔らかめの話題までさまざま。 文法・仏作文問題・和訳・長文要約・短文作文(文法色強い)の大問5つ構成。文法問題が大問の2つ分になってるのでしっかり対策しました。

 

慶應法学部→長文が二級よりずっとずっと難しい!なにより構文を取るのが難しい。文章は政治的な話題が多かった気がします。文法問題・仏作文もあり、問題量も多いのです。わたしが受験のために解いた大学過去問の中では一番難しいと思いました。

 

慶應文学部→出題傾向がめちゃくちゃ変わってて、毎年童話が出ます。単純過去とか普通に出てくるし、17世紀あたりの文章もそのまま出てくる。出題内容が、童話の要約 なので、これらの昔の文章に対するしっかりとした訳は必要ないものの、要約できる程度に読み慣れておく必要があります。この対策のためにシャルルペロー短編集一冊読みました。昨年の入試は、A4サイズの冊子に丸々6ページにわたる童話が出題され、その要約(500字くらい?)と仏作文でした。

 

早稲田→個別試験無しのセンター試験の点数を標準化するとか書いてありました。確かフランス語受験できるのは文学部・文化構想学部・法学部くらいだった気がします。文学部・文化構想受けましたが、国語・歴史で合格点とっておいたうえで、フランス語はセンター試験九割とっておいたら受かりました。ですが、英語受験より随分と不利です。掲示板形式なので合格人数わかりましたが、フランス語受験者の合格倍率は15倍以上でした。早稲田は個別試験ないから対策楽そう、と思わないで、しっかり慶應の対策も行った方が良いです。わたしが受けた年は、慶應は英語受験と倍率変わらない感じでした。

 

①〜③で紹介した問題集をこなしたら、残りはひたすら過去問演習を行いました。仏作文対策については、過去問と仏検準一級と仏検一級の問題を解いていました。

慶應と東大は仏作文があるので、どこかフランス語の個別指導で添削を受けた方が良いと思います。わたしは予備校時代に吉祥寺フランス語学院に通っていました。すごく丁寧で良い指導を受けました。

 

実際受けたのは慶應文・早稲田文・文化構想・東大ですが、過去問演習として慶應文10年分・東大25年分・慶應法10年分・一橋10年分解きました。全部添削してもらってました。週一の個別指導で、毎週過去問を解いてくる→授業中は添削の解説とひたすら質問タイム というやり方でした。

 

どういうわけか、浪人中に通っていた予備校の英語の先生がフランス語の講師もやっていらっしゃる方でしたので、運良く予備校でもフランス語を見てもらうことができました。これはとてもラッキーでした。浪人中で予備校に通っている人は、フランス語見てくれる先生居ますか?って聞いてみたら、案外いるかもしれません。